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膣トリコモナス症の性病検査キットと治療方法

膣トリコモナス症の症状と検査キット・治療薬

年々感染者数が減少しているものの、放置しておくには危険な膣トリコモナス症。
症状の有無に関わらず、性病検査キットを使って自主的に調べることが大切です。
膣トリコモナス症の概要や男女別の症状、治療方法などを紹介しています。

膣トリコモナス症とは?

セックスによって感染する「膣トリコモナス症」

セックスによって感染する「膣トリコモナス症」

トリコモナス・バジナリスという原虫によって起こる、炎症性疾患です。

膣、陰部、性器を中心に発症するため、性病とされています。

衣類、タオル、便器からも感染することはありますが、非常に稀であり、99%がセックスによる感染といっても過言ではありません。

ミドリムシやゾウリムシと同じように単細胞の微生物で、一度感染すると、腸内や尿路にも潜んでいる可能性があります。

男性が尿道に感染した場合は、排尿によって洗い流されるため、予防できる性病でもあります。

膣トリコモナス症の統計

膣トリコモナスの感染率のグラフ

膣トリコモナス症の経年変化では、患者数は年々減少傾向にあります。

これは、症状が出現した時に、明らかな異変を感じやすいためだと考えられます。

ただし、感染者のうち症状の出ない人が20~50%と言われているため、自分自身で感染の有無を確認することも大切です。

膣トリコモナス症の症状

女性の感染経路と症状

セックス後、5日~1ヶ月の潜伏期間を経て、症状が出現します。

最初は外陰部や膣への感染ですが、原虫は動き回るので、直腸内や尿道・膀胱といった尿路系にも生息している可能性があります。

治療をしないでいると、炎症は卵管まで進行するため、不妊症早産・流産を引き起こす可能性があります。

女性の症状(膣トリコモナス症)

外陰部や膣内のかゆみ、悪臭の強い泡状のおりものの増加、おりものの色の変化(黄色~淡い灰色)

男性の感染経路と症状

男性の場合、ペニスに感染していても、入浴や排泄によって洗い流されるため、症状が出る人はほとんどいません。

ただし、進行すると精のうや前立腺に炎症を引き起こし、尿道炎前立腺炎を発症します。

男性の症状(膣トリコモナス症)

排尿痛、尿道から膿が出る

膣トリコモナス症の郵送検査キット

膣トリコモナス症の性病検査キット比較

取扱いサイト名 検査キット価格 検査日数 検査方法 単品検査
STDチェッカー 7,425円 検体到着後、1~3日 男性:取り扱いなし
女性:膣分泌物
なし
さくら検査研究所 3,860円~ 検体到着後、3営業日程度 男性:尿
女性:膣分泌物
あり
予防会 3,740円~ 検体到着後、2~4日 男性:取り扱いなし
女性:膣分泌物
あり
GME医学検査研究所 3,760円~ 検体到着後、最短翌日 男性:尿
女性:膣分泌物
あり
ふじメディカル 3,500円~ 検体到着後、最短2日以内 男性:尿
女性:膣分泌物
あり

※検査方法で「膣分泌物」と表記されているものは、販売店によっては「膣分泌液」や「子宮頸管擦過物」となっている場合もあります。

トリコモナスは、半数もの人が症状を感じないと言われていますので、不安を感じたらすぐに性病検査キットを使ってみましょう。

細菌やウィルスによる感染ではなく、原虫が原因となるため、性交によるパートナーへの感染率も非常に高くなっています。

そのため、特定のパートナーがいる方は、できれば一緒に性病検査を受けることをおすすめします。

フジメディカルやGME医学検査研究所、セルシーフィットでは、男女ペアでトリコモナスなどの性病をお得にまとめて検査できる「カップルセット」も扱っていますので、是非活用してみてください。

膣トリコモナス症の治療方法

膣トリコモナス症を治療するには

膣トリコモナス症を治療するには

膣トリコモナスへの感染が発覚した場合は、メトロニダゾールやチニダゾールといった抗トリコモナス剤を使った内服薬による治療が行われます。

これは、陰部に寄生するトリコモナスへの治療だけでなく、尿道、直腸、前立腺などに生息しているトリコモナスに対しても効果を発揮します。

薬は1週間~10日程度服用し、原虫が消失したことを確認する再検査が必要です。

感染者が妊娠中である場合には、薬が胎盤を通じて胎児に影響を及ぼすため、膣状による治療が選択されます。

また、パートナーに対する感染が70~80%の確率で起こるため、パートナーと一緒に検査・治療を行う必要があります。

トリコモナスの検査方法についてはトリコモナス検査キットの使用方法と費用を確認してみてください。

膣トリコモナス症の治療薬

メトロニダゾール(Metronidazole)

種類
メトロニダゾール
特徴
トリコモナスなど原虫に対する治療薬(内服)です。日本の医薬品の「アスゾール」に当たります。男女ともに使用でき、トリコモナス症の特効薬と言われています。
吐き気・嘔吐、頭痛、腹痛、動悸、紅潮などの症状が強く出ることがありますので、服用時には飲酒控えてください。
用法
1日2回
用量
200mg錠×1.25/回
服用期間目安
10日間

※記載の内容はあくまでも目安であり、完治を保証するものではありません。また、内服だけでは、完治の有無を判断することはできません。治療結果を知りたい場合には、再度検査することをオススメします。

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