性病はどうやったら予防できる?今すぐできる効果的な予防法を紹介!

性病は風俗だけでなく普段の性生活でも感染する可能性があり、自分で意識して予防することが大切です。
今すぐ誰でも行えて、性病の感染リスクを下げられる効果的な予防法について解説しました。

どんな人が性病にかかりやすいの?

パートナーが複数いる人、頻繁に相手が変わる人

性病は、感染していない男性と女性同士でセックスをする分にはリスクが伴わないので、自分も相手も性病でない事が分かっている状態が最も安全です。

しかし、相手が性病を持っているか分からないのであれば、誰から感染するかも分からないため、経験人数が増えるほど性病になるリスクが高まります。

しかも、性病は症状が出ないケースも多く、自分が感染していても自覚していない事がよくあるため、知らぬ間に相手へうつしてしまったり、相手からうつされてしまう事があるのです。

性行為のパートナーが複数いたり、相手が頻繁に変わる人は、特定の人としかセックスをしていない人に比べると性病にかかりやすくなります。

20~30代の人

若い世代の方は性行動が活発なため、自然と経験回数が多くなり、性病に感染するリスクが高くなります。

実際に、性病感染者の年齢別分布を見てみると、性器クラミジア、淋菌、性器ヘルペスなど様々な病気において20代~30代の患者数が多くなっているのです。

ただしこれは「年齢が若いから感染しやすくなる」という訳ではなく、あくまでも性行為に及びやすいため必然的に感染の機会が増えるという事です。

年齢を問わず、中高年であっても性病にかかる事はありますので、この点は誤解しないようにしてください。

免疫力が低い人

性病は感染したからといって必ず発症する訳ではなく、風邪やインフルエンザと同じように、体の免疫力によって排除されれば発症を防ぐことができます。

言い換えると、体調が優れない時に性病に感染した場合は、免疫力が低いので病原菌を排除できず、性病を発生しやすくなるという事です。

また、抗生物質(抗菌薬)を服用していると、腸内の善玉菌が減ることで免疫力が下がりやすく、性病の発症リスクも高まります。

体調が悪い日、風邪っぽい時、抗生物質を飲んでいる時、不眠や食欲不振が続いている時などは性病にかかりやすくなるので注意しましょう。

特定の性病に感染した事がある人(再発)

性器ヘルペスやB型肝炎のように、1度感染すると治療をしても、体の中にウィルスが残ってしまう性病があります。

このような性病にかかった事がある人は、治った後も免疫力が下がった時などに再発する恐れがあるため注意が必要です。

また、常在菌の繁殖によって発症するカンジダも、性行為の有無にかかわらず免疫力の低下で再発しやすいため、健康管理に気をつけましょう。

性病予防に効果的!今日からできる5つの行動

①体や性器を清潔にする

性病を予防するためには、行為の前後に体を清潔にし、保有する菌やウイルスを軽減することが大切です。

セックスの前にシャワーを浴び、体を洗うことで外側に付着した病原菌を洗い流すことができるため、感染のリスクを下げることができます。

性病の病原菌は尿道や腸内に潜んでいることもあるので、セックス前にお手洗いに行って排尿・排便しておくことも、実は性病予防に効果があります。

セックス前だけでなく直後にも入浴・排泄をしておくと、より性病を予防することができますので、意識して行うようにしましょう。

清潔という観点では、シーツや布団などの寝具類も病原菌が潜んでいる可能性がありますので、できればセックス前に洗濯後のきれいな寝具に取り換えることをおすすめします。

また、屋内に比べて屋外は細菌やウィルスが非常に多いですので、性病予防のために野外や車中でのセックスは控えましょう。

②必ずコンドームを着用する

日本でコンドームの使用というと避妊目的という考え方が強いですが、実際には避妊よりも性病予防の方がコンドームは効果を発揮します。

セックスでは必ずコンドームを着用し、望まない妊娠を避けるとともに、性病への感染を防ぐことが大切です。

ただし、性病はオーラルセックスでも感染するので、性器に触れる前からコンドームの着用が必要です。

勃起をした時点ですぐにコンドームを着用し、すべての行為の最中にコンドームで守られるようにしなければなりません。

また、精液は射精時だけでなく、興奮状態にあると微量ながら精液(さきばしり液)が出ています。

そのため、挿入時点でコンドームを装着しても、精液を介する性病を予防することはできませんので、早めの装着を心がけてください。

③皮膚・粘膜を傷つけないようにする

性病は体の粘膜を介して感染することが多いですが、粘膜に傷があるとその傷口から病原菌が侵入し、性病の感染リスクを高めます。

そのため、口の中や性器の粘膜に傷がついている場合は、治してからセックスを行った方が性病を予防する事が可能です。

セックス前の歯磨きや入浴でも、傷がついたり出血しないように注意して、爪も短く整えておきましょう。

また、激しいセックスや生理中の膣性交は粘膜を傷つける可能性が高いので、できるだけ慎んでください。

粘膜に傷がついていると性病に感染しやすくなるだけでなく、血液を介して感染する性病を相手に移してしまう可能性もあります。

自分とパートナーの性病予防のために、傷の状態まで気を配るようにしてください。

④体調が悪い時は性交渉を避ける

健康な人は性病の病原菌やウイルスが体の中に入ってきても、免疫機能が働いて退治することができるため、性病の発症を体内で予防することができます。

しかし、「具合が悪い」「寝不足などで体調が優れない」「といった状態でセックスを行うと、免疫機能が低下しているため抵抗力が弱まり、菌やウィルスが入ってきても退治する力がないため、性病にかかりやすくなってしまうのです。

また、自分が性病の病原菌を持っている場合でも、体調が優れない時は病原菌が活発になりやすいので、より相手に性病を移しやすい状態になっています。

そのため、体調が悪い時は性病に感染する危険性が高まってしまいますので、セックスは健康な時に行う様にしましょう。

なお、身体的な健康だけでなく、過度なストレスや精神的な病気などで心が不安的な時も、免疫力が低下しやすくなっています。

性病の発症を予防するために、規則正しい生活で体調を整え、普段から心身の健康に注意することが大切です。

⑤性行為では相手の体をさりげなく確認

性病の症状の中には、腫れ・赤み・発疹・イボ・異臭など、自覚症状以外で気付けるサインもあります。

パートナーの体をよく観察し、性病に気付いてあげることも、感染の予防法になるのです。

「いつもと違うな」「何だかおかしい気がする」と思ったら、相手が症状を感じていなくてもセックスを中断し、正直に伝えて検査を勧めましょう。

性的な快感を与えたり、子どもを作るだけでなく、相手の体の異常を発見してあげることもパートナーの大切な役割です。

気付いた時に声をかけやすい関係性を築くためにも、普段から性病の話をしたり、一緒に定期的に検査を受けるとより良いでしょう。

性行為の時以外でもできる予防法があった!

不特定多数の人とセックスをしない

自分が今性病にかかっていなくても、セックスの相手が多いほど性病をうつされる可能性は高まります。

また、万が一自分が自覚症状なしに性病を持っている場合も、不特定多数の人を相手にすれば感染拡大に繋がってしまうのです。

性病をもらわないために、また、性病をうつさないために、セックスの相手は限定するようにしましょう。

もし自分が性病にかかっていると分かった場合、相手が特定できれば治療を勧めやすく、病気の重症化を防ぐことも可能です。

予防接種を受けておく

性病の中でもA型肝炎、B型肝炎、子宮頸がん・尖圭コンジローマ(HPV)については、予防接種が日本国内で受けられます。

あらかじめ予防接種をしておくことで、性病の感染を防ぐとともに、万が一発症した際も軽症にとどめることが可能です。

このような予防接種は医療機関で受けることができますが、料金は自己負担となるため、金額は病院によって異なります。

また、病院によっては取り寄せが必要な場合もありますので、受診する前に近隣の病院へ電話で確認しましょう。

定期的に性病検査を受けて早期発見を

性病は痛みやかゆみなどの症状を伴わず、無自覚のままに重症化してしまうものもあるため、症状がないから感染していないと考えるのは安直です。

もちろん、症状がなければ感染しているのか健康な状態なのかも判断しづらいため、定期的に性病検査を受けて、自分の体を把握することが大切になります。

もし性病に感染・発症していても、早期のうちに発見できればすぐに治療を受けることができ、重篤な状態になる前に治すことが可能です。

「病院で性病検査は受けづらい」という人もいますが、現在は郵送検査の性病検査キットを使うことで、病院へ行かなくても自宅で正確な検査が行えます。

誰にも知られることなく匿名で検査を受けることも可能なので、定期的な性病検査を習慣にして、自分の体を守りましょう。

初めての方にもおすすめ!匿名検査ができる性病検査キット

正しい知識を得ることも予防の1つ

性病にはどのような種類があって、どんな症状が出るのかが分からないと、自分の体の異常を見つけることはできません。

また、パートナーの体に異常がないか確かめるのも、正しい知識をもっていないと判断することができません。

医療従事者のように詳しい知識を持つ必要はありませんが、病気の種類や症状、予防法くらいは把握しておくと、自分とパートナーを守ることに繋がります。

風俗店で遊ぶ時に行いたい性病の予防法

出勤頻度の高いキャストは注意

性病は、性的な関係を持つ相手が多ければ多いほど感染するリスクが高まるため、不特定多数の人を相手にする風俗店は危険性が高まります。

性的なサービスを仕事にしている以上、性病の感染のリスクは一般の仕事よりも多くなるため、より注意して利用することが大切です。

特に、出勤頻度が高く、より多くの異性と性行為に及んでいるキャストは、性病にかかっている可能性が高くなるので注意しましょう。

性病検査を実施しているお店で遊ぶ

風俗店の中には、キャストに定期的な性病検査を義務付け、結果の確認をきちんと行ってから勤務させている店舗もあります。

性病と風俗は切っても切り離せない関係ですが、性病検査を徹底しているお店であれば、より安心して利用できるでしょう。

また、性病検査だけでなく店内や寝具、玩具類などの衛生管理もきちんと行い、清潔を保っているか確認してください。

生のサービスは受けない

コンドームを使用せずに行ういわゆる生行為は、性器が直接接触するため、一方が性病を保有していると感染する可能性が高まります。

仕事上、相手を選ぶことができないからこそ、きちんとコンドームを着用して性病の感染を予防しましょう。

オーラルセックスを行う時も粘膜に接触するため、性病にかかる危険性がありますから、必ずコンドームを使ってください。

PAGE TOP